B細胞性リンパ腫細胞株ではc-MYC、NF-κB-p65リン化を介したHIF1によるHexokinase2:HK2発現誘導、再発難治リンパ腫のキードラッグであるシスプラチンへの耐性が見られた。HK2発現とNF-κB-p65リン化のポジティブフィードバック機構の解明のためAMPKに注目した。低グルコース環境、ビグアナイド系糖尿病薬メトホルミンはAMPKのリン酸化をもたらし、メトホルミンはNF-κBの脱アセチル化(acetyl K310)に引き続いて脱リン酸化(p65 Ser536)をもたらした。AMPKのリン酸化を起点としたポジティブフィードバック機構が考えられた。
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