研究成果の概要 |
RhDのスプライシングによる発現量の変化を強制発現系のWestern blottingで検討したところ、単量体のバンドよりも300 kDa以上の複合体を形成したバンドが強く検出されたが、全長のRhD蛋白とエクソン7-9を様々なパターンで欠くバリアントの発現量に差を認めなかった。RhDとの相互作用が想定されるankyrin, protein 42, spectrinα, β, band3の強制発現系を用いてRhDの各アイソフォームとの免疫沈降を行った結果、band3のみRhDとの結合が確認されたが、全長RhD蛋白と他のスプラシングバリアントの間に明らかな結合能の差はなかった。
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