研究課題
若手研究
膠原病関連肺線維症において確実に効果を見込める治療効果は多くはない。特に、難病とされるヒトの全身性強皮症において、炎症を止めるとされる副腎ホルモン剤などの治療が線維化になんら効果がなく、予後改善効果に乏しいことが知られている。申請者らは肺線維症が発症する過程において、線維芽細胞が形質変化する際、細胞代謝が著しく変化することに着目し新たな治療法を探索する。
免疫学
現在も肺線維症は治療法が乏しく、膠原病における死亡理由の一つを占めている。特に難病である全身性強皮症に対して確立された肺線維症の治療法はあまりない。様々な炎症を対象とした治療法がなされてきたが、いずれも芳しい効果は上げてこなかった。近年線維化そのものを対象とした治療が開発されつつあるが、いまだ十分な予後改善効果のある薬剤は同定されていない。我々は細胞代謝に着目し、新たな治療選択肢を探索する目的で研究を開始した。