• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

Orientia感染症の世界分布解明へ向けた多価リケッチア血清検査法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K17930
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

阪下 健太郎  長崎大学, 熱帯医学研究所, 客員研究員 (30838280)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードOrientia / TSA
研究成果の概要

適切な診断法がないため、Orientia感染症の分布を解析することは困難である。そこで、ヒト293T細胞において合成したOrientia TSA蛋白質に結合する抗体の有無を測定した。しかし、完全長のTSAを発現する293T細胞は得られなかった。TSAがヒト細胞に対して細胞毒性を持っていることを示唆している。そこで、TSAのN末端領域とC末端領域を発現するプラスミドを構築した。N末端領域は発現が検出されたが、C末端領域は検出されなかった。ベトナムの患者の約30%がN末端領域に結合する抗体を持っていた。

自由記述の分野

臨床感染症学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Orientia感染症を診断可能な新規方法の開発に成功した。この方法を用い、30%というこれまでよりも多い抗体保有率を示した。これまでの診断法よりも感度が高いことを示している。TSAはヒト細胞に対して細胞毒性活性を持ち、特にC末端ドメインが責任領域であることが分かった。TSAがOrientiaの病原性に関与していることが示唆された。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi