脂肪細胞特異的miR-221/222ノックアウトマウス(miR-221/222AdipoKO)は野生型マウスと比較して肥満や耐糖能異常が改善した。精巣周囲脂肪組織の遺伝子発現解析および3T3L1細胞を用いた3’非翻訳領域のレポーターアッセイによりmiR-221/222のターゲット遺伝子としてDNA-damage-inducible-transcript4(Ddit4)を同定した。Ddit4はmTOR活性の抑制因子として報告されている。miR-221/222AdipoKOの脂肪組織ではDdit4の蛋白発現量が上昇しており、mTOR活性が抑制される事で肥満が改善する事が示唆された。
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