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2021 年度 研究成果報告書

細胞間接着分子発現抑制を介した脂肪肝虚血再灌流障害機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18023
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

藤井 武宏  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (00640690)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード虚血再灌流傷害 / 脂肪肝 / 細胞間接着分子 / E-cadherin / アポトーシス / 肝移植
研究成果の概要

本研究結果は、食事成因の違いによって、脂肪肝の虚血再灌流傷害(肝IRI)に違いが生じることを示唆した。フルクトース食によってもたらせられた脂肪肝は、脂肪食によってもたらせられたものとくらべ、より高度な肝IRIを示した。
また、各脂肪肝によって障害前からE-cadherinの発現に違いが認められ、発現が低い脂肪肝ほど、再灌流後の発現も低くなり、肝障害度も強く認められた。この結果はE-cadherinのIRIにおける細胞保護効果を示唆するものと考えられた。

自由記述の分野

肝虚血再灌流傷害

研究成果の学術的意義や社会的意義

一見同じ脂肪肝でも、食事成因によって肝IRIに対する脆弱性に違いがあり、臨床においては、それを考慮して術前評価を行う必要があることを示した。E-cadherinは肝IRIにおいて、細胞保護効果を担う可能性が示唆され、今後これをターゲットしたIRI治療法の確立や、術前肝障害度予測診断の進歩に期待が持てる。

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公開日: 2023-01-30  

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