研究課題
若手研究
人工心肺による炎症状態を多角的に分析する目的で、院外心停止患者において血漿中sPD-L1濃度の測定を行い病態との関連について解析した。結果、心肺蘇生時の虚血再灌流は免疫細胞や内皮細胞を異常に活性化してsPD-L1を血中に放出し、PCASに伴う免疫力低下や臓器不全の病態に関与する可能性があることが示唆された。
麻酔
人工心肺中は全身炎症状態が惹起されることを勘案し、人工心肺による炎症状態を多角的に分析し炎症のメカニズムを明らかにすることによって心臓手術における患者予後の改善に寄与する。