敗血症などの重症病態においては、回復後早期のリハビリテーションと適切な栄養投与が相乗効果をもたらし、患者の転帰を改善させる。重症患者に適切に栄養療法を行うために、間接熱量計を利用して重症患者の消費エネルギーを測定し解析することで、従来の100年以上前に欧米の健常人から作成されたハリスベネディクト式に代わる、重症患者一般に使用できる新しいエネルギー推定式:Kamiyama-Takemae Equqtionを作成した。間接熱量計が利用できない日本人はじめアジア人にこの式を用いて安静時消費エネルギーを計算し、適切な栄養療法を行うことができる。
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