初年度は各種モデルマウスの作成と表現型解析を施行し、死亡率や炎症関連遺伝子発現を検討した。その結果、普通食下においてはノックアウト群と対照群において脂肪率や炎症性変化に大きな差が見られなかった。これらの知見を国際学会にて学会発表を行った。 翌2020年度以降は新型コロナウイルス感染症の影響で研究活動に制限が発生した。同様の検討を高脂肪食負荷下でノックアウト群と対照群を高脂肪食負荷においてまた脂肪細胞を用いて関係する脂肪代謝経路について検討した。その結果、死亡率においては有意な差は見いだせない結果となった。今後は二次的なエンドポイントとして臓器障害にフォーカスして考察する必要があると考えられた。
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