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2021 年度 研究成果報告書

前十字靭帯再建後の関節内線維化を予測するバイオマーカーの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18454
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

中川 裕介  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (60822666)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード線維化 / 前十字靭帯損傷 / 炎症性サイトカイン / 関節液
研究成果の概要

本研究の目的は前十字靭帯(ACL)再建術後の膝蓋下脂肪体(IFP)線維化に関わるバイオマーカーを探索し、ACL再建術の成績不良例の患者を早期に検出し、早期に介入を行うことで治療成績の向上を目指す。またバイオマーカーを見つけることでIFP線維化の発生機序を明らかにし、新たな治療法の開発に結び付くことを期待する。先行研究から我々はIFP線維化のマーカーとして術後の関節液中の炎症性サイトカインに注目した。結果はIFPの線維化はACL再建術後の疼痛の増悪、膝伸展筋力の回復遅延、臨床成績の増悪と関係した。また関節液中の炎症性サイトカインのIL-1β, IL-6, IFN-γとIFP線維化に関連を認めた。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

関節液中の炎症性サイトカインが高い患者でIFP線維化のリスクが高いことから、そのような患者に対して、MRIによるIFP線維化の評価。IFP線維化があればリハビリ、抗炎症薬の内服、ヒアルロン酸注射など早期に介入を行い、治療成績の改善につなげる。
炎症性サイトカインがIFP線維化の発生に関わる機序の一端が明らかとなった。今後さらに詳細なメカニズムを明らかにすることでIFP線維化を抑制する治療法の開発につながると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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