研究成果の概要 |
子宮脱落膜から分泌される因子(decidual factor)が絨毛外栄養膜細胞(extravillous trophoblast cells; EVT)へ与える影響について検討した。decidual factorとして、IL-5,IL-7,IL-9,IL-13による刺激は絨毛細胞(HchEPC1b)の細胞増殖への影響は認めなかった。さらにMMP9, MMP2の発現検討を行い、IL-5刺激で有意に減少、IL-7,IL-13刺激で有意に増加した。ART妊娠後の癒着胎盤の臨床サンプル(妊娠初期の母体血清)について、癒着胎盤ではないサンプルと比較してIL-7値が高値傾向を示した。
|