研究課題
若手研究
マウスを用いて試験管内で着床前後の胚と子宮組織で起きる細胞間相互作用を再現できるin vitro着床モデルを開発するため、着床前後の胚培養法および子宮組織を試験管内で再現する擬似子宮組織の作製に取り組んだ。その結果、胚盤胞期胚(受精後3.5日目)を着床後の受精後5.5日目胚相当に培養することに成功した。また、子宮内膜上皮細胞と間質細胞を用いて擬似子宮組織の三次元培養を確立した。
マウス初期発生
試験管内で子宮組織の細胞環境を再現して、そこで胚を発生させる着床モデルの開発は、胚発生における子宮の役割、着床や胎盤形成のメカニズムを解明する上で重要な役割を果たす可能性があり学術的な意義は大きい。