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2023 年度 研究成果報告書

新しい耳管機能検査

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18806
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

矢間 敬章  鳥取大学, 医学部, 講師 (30444631)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード耳管機能検査
研究成果の概要

Phototubometryは従来主として耳管機能を評価するために用いられていた音響耳管法と矛盾しない結果を得られるだけでなく、条件負荷を変えることで耳管開放症に特有の信号変化を認めることがわかった。これは耳管咽頭口付近の解剖学的および生理学的な作用を反映しているものと考えた。また、検査を通して苦痛度は許容範囲内の侵襲であり、後遺症なく安全に施行が可能であることも証明された。

自由記述の分野

耳鼻咽喉科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

耳管機能が不良であると、耳管開放症、滲出性中耳炎、真珠腫性中耳炎などの発症や、中耳手術後の手術成績に影響するため、耳管機能を調べることで疾患発症のリスクや術後聴力予後予測に有用な情報をもたらす。しかし、現在保健適応となっている耳管機能検査は感度や特異度がやや低い検査法であり、かつ中耳炎など疾患がある状態での評価ができないことがあり、本当に評価が必要な患者に対する検査が難しい現状がある。今回調査により、Phototubometryであれば中耳疾患を持つ状態でも評価可能であること、また、隠蔽性耳管開放症の存在についても推定しうることが判明し、より意義の高い検査方法となりうることが判明した。

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公開日: 2025-01-30  

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