本研究では、視線解析技術を用いた自動視力検査装置の開発を行った。乳幼児向けの標準視力検査であるTeller acuity cards(TAC)と比較して、開発した自動視力検査装置から得られた視力値はTACと有意な相関を示した。さらに、従来の正答率に基づく視力測定と、視線停留率を用いて算出された視力値も高い相関が確認された。これにより、視線停留率を分析することで、視標を注視する眼の動きを正確に捉え、精度の高い視力評価が可能であることが示された。 視線解析技術の活用により、TACに比べて時間効率が向上し、精度の高い自動視力検査装置の開発に成功した。
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