5-ALAは体内で細胞内にとりこまれポルフィリンⅨが生合成される。癌細胞ではPpⅨの過剰集積がみられ、光は活性酸素を発生させて障害を与え、光線力学治療(PDT)として注目される。さらに、5-A LAは超音波感受性物質としても用いられ、超音波力学療法(SDT)が応用され、PDTと同様な効果をもち、かつ副作用が 軽減される可能性がある。今回、軟部悪性腫瘍細胞のSW872 (liposarcoma cell)とHT1080 (fibrosarcoma cell)を用いて、5-ALAと超音波刺激による併用効果を検討した。
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