研究課題
若手研究
in vitro 組織培養系における細胞の分裂と移動のデータを基に、これまで細胞分裂と細胞遊走を促進させ、創傷治癒を促進させると報告されている因子を組織培養の培地の中に混入し、組織培養を行い、創傷治癒に与える影響を観察し、細胞分裂が起こっている部分を活性化するのか、あるいは通常の創傷治癒では分裂していない部分を活性化しているのか調べた。細胞培養系を用いた研究でも、同様にそれぞれが細胞分裂と遊走にどのように影響を与えるか、タイムラプス蛍光顕微鏡を用いてリアルタイムで観察した。
形成外科
これまで、リアルタイムで細胞の分裂が不明であった創傷治癒過程の細胞の動態を、生体を模擬した形で観察できた。このことから、今後の細胞レベルでの創傷治療薬の開発や、スクリーニングに有用であると考えられた。