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2020 年度 研究成果報告書

骨恒常性を制御する新規間葉系細胞とその機能分子の同定

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18943
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関東京大学 (2020)
東京医科歯科大学 (2019)

研究代表者

塚崎 雅之  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (20829527)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード骨免疫 / 骨代謝
研究成果の概要

新たな骨代謝制御因子を探索する過程で、骨組織に高発現するタンパク質翻訳後修飾酵素Hmtfを見出した。Hmtfのfloxマウスを作成し、骨代謝システムにおけるHmtfの機能を解析した。現在までに、Hmtfが骨膜に存在する骨格幹細胞の維持に必須の因子であることを見出している。骨代謝制御の中心分子であるOPGのfloxマウスを作成し、OPGは骨では骨芽細胞、腸では腸管M細胞、胸腺では胸腺髄質上皮細胞が主な産生源であることを明らかにした。骨吸収の実行役である破骨細胞の分化経路をシングルセルRNA-seqにより解析し、破骨細胞の運命決定機構を担う生物学的イベント及び遺伝子発現の変動を明らかにした。

自由記述の分野

骨免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において我々は、骨を保護するタンパクを産生する細胞の同定と、骨を破壊する細胞が作られる仕組みの解明に成功した。骨の恒常性を制御する細胞の多様性や機能を詳細に解明することは、骨粗鬆症、関節リウマチ、歯周病、がん骨転移といった様々な骨疾患の病態理解や、新しい治療法開発につながると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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