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2020 年度 研究成果報告書

骨・骨髄脂肪組織におけるモノカルボン酸トランスポーター1の機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18950
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

笹 清人  昭和大学, 歯学部, 助教 (50823069)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード脂肪細胞 / 分化 / MCT
研究成果の概要

老化や肥満では、多分化能を持つ間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化より脂肪細胞への分化が優位になり骨の脆弱化の原因のひとつとなることが知られている。脂肪組織はミトコンドリアの機能低下により乳酸産生が高まることが特徴で、モノカルボン酸トランスポーター(MCT)と関連が深いと考えられた。本研究では、MCTが骨芽細胞および脂肪細胞への分化にどのような影響を及ぼすか、検討を行った。細胞にMct1 siRNAを導入して、遺伝子ノックダウンを行い脂肪細胞分化の促進および骨芽細胞分化の抑制を確認した。MCT1の脂肪細胞分化時の機能をメタボローム解析により網羅的に代謝産物の変化を検討した。

自由記述の分野

骨代謝調節

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は骨および骨髄脂肪組織におけるMCT1の機能を解析することである。MCT1の機能は、癌細胞、神経および筋肉などの糖代謝が盛んな組織で広く研究されているが、骨組織および脂肪組織におけるMCT1の役割に着目した研究はほとんど報告されておらず、本研究は極めて独創的であると考えられる。また、MCT1は分化の振り分けを介して、骨組織および骨髄脂肪組織の形成に関与する可能性が高いことから骨粗鬆症の新たな治療標的分子となる可能性があり、臨床的にも重要な意義を持つと考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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