P. gingivalisによるムチン分解系にシアリダーゼ、シアリダーゼインヒビター、βガラクトシダーゼ等の試薬を加えて、4時間、37℃インキュベートした。その後、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3種類のガス濃度測定と、CBB染色、PAS染色によるムチンの分解程度の確認を行った。 硫化水素、メチルメルカプタン濃度がシアリダーゼ+βガラクトシダーゼ追加群と他の群との間に有意な違いが認められた。CBB染色では試薬添加によるムチン分解程度の変化が認められなかった。PAS染色では4時間インキュベート時にシアリダーゼの添加によりムチン分解が進んだ。
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