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2023 年度 研究成果報告書

プラットフォームスイッチングにおける骨吸収抑制因子の解明と最適な臨床応用法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19097
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関九州大学

研究代表者

松崎 麻貴  九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (50757987)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードテーパーコネクション / インプラント / バイオメカニクス
研究成果の概要

インプラント治療において予知性を下げる最大の理由としてインプラント周囲炎が挙げられる。インプラント周囲骨の吸収には生物学的な要因(細菌感染)の他に、力学的な要因、特にインプラント体への上部構造装着、スクリュー締結後に生じる骨内応力が関与していると言われている。
本研究では有限要素法(FEM)によるシミュレーションを行った。インプラントの上部構造をスクリューで締結させた時点で骨内に応力が生じていることが示された。また、骨吸収に対して有利と言われているプラットフォームスイッチングのモデルではシフト量が増えると骨内の応力が減少することが判明し、骨吸収に対して力学的に有利であることが示された。

自由記述の分野

歯科補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

インプラント治療において問題とされる周囲骨の吸収に、インプラントへの上部構造締結後に生じる骨内応力が関与していると言われている。骨内応力を実測することは困難であるため、本研究では有限要素法(FEM)にてインプラント、スクリュー、上部構造が独立した特殊なモデルを作成し、シミュレーションを行った。スクリューによる上部構造の締結を行った際にかねてより予測されていた、プレロードと呼ばれる骨の内部応力が発生していることが観察できた。このモデルの作成は今後のインプラントにおけるバイオメカニクスにおいて有用な手段となりうると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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