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2022 年度 研究成果報告書

子どものう蝕と野菜から食べる “ベジファースト”との関連についての検証

研究課題

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研究課題/領域番号 19K19310
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

伊藤 奏  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (10736474)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードう蝕 / 野菜 / ベジファースト / 小児
研究成果の概要

東京都足立区の小学1年生を対象とした人口ベースの前向き研究データを用い、2015年(小学1年生)のベジファースト(VF)習慣の有無と、2018年(小学4年生)の永久歯う蝕の有無との関連についてポアソン回帰分析にて検証した。3,223名のうちVF習慣がある者は384名(11.9%)であった。VF習慣がある者は、社会経済状態や歯科保健行動等を調整したうえでもう蝕になる確率が低かった(IRR=0.71(95%信頼区間、0.53-0.93)、p=0.015)。永久歯が生え始める小学1年生からVF習慣を持つことは、子どもの永久歯う蝕を予防する可能性がある。

自由記述の分野

歯科公衆衛生学 社会疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究より、ベジファースト習慣があることで、親の教育歴や収入のような社会経済的状態を考慮しても、子どものう蝕を減らす可能性が示されたため、幼少期のう蝕格差是正に貢献することが期待される。小児期に確立された食事パターンは、その後も続く傾向があることが示されている。「食べる順番」については、学校給食等を通じて幼少期に習得可能であり、行動変容につながる可能性が高いポピュレーションアプローチとなり得る。

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公開日: 2024-01-30  

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