東京都足立区の小学1年生を対象とした人口ベースの前向き研究データを用い、2015年(小学1年生)のベジファースト(VF)習慣の有無と、2018年(小学4年生)の永久歯う蝕の有無との関連についてポアソン回帰分析にて検証した。3,223名のうちVF習慣がある者は384名(11.9%)であった。VF習慣がある者は、社会経済状態や歯科保健行動等を調整したうえでもう蝕になる確率が低かった(IRR=0.71(95%信頼区間、0.53-0.93)、p=0.015)。永久歯が生え始める小学1年生からVF習慣を持つことは、子どもの永久歯う蝕を予防する可能性がある。
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