研究課題
若手研究
肥満対策が十分な効果を挙げられていない原因の1つとしてウェイトバイアスが近年注目されている。しかしながら、ウェイトバイアスを測定する日本語版の尺度は開発されていなかった。本研究では、肥満者における内在化ウェイトバイアス尺度の日本語版の開発および信頼性と妥当性の検証を行った。またウェイトバイアスと行動活性化との間に弱い負の相関関係があることを確認した。
衛生学・公衆衛生学(実験系を含まない)
本研究によって、本邦における肥満者の内在化ウェイトバイアスの測定が可能となった。このことから、減量指導などにおける侵襲性評価の一助となることが期待される。また行動活性化との関連が認められたことから、健康増進事業などにおいてウェイトバイアスに配慮する必要性が示唆された。