ロコモティブシンドロームやフレイルの予防のためには、高齢者の上下肢・体幹の関節安定性、パフォーマンス能力を客観的手法で定量的に評価し、適切な対策を講じていく必要がある。しかしながら、高齢者検診では姿勢アライメントを簡易かつ非侵襲的に計測する手段がなかった。 本研究で開発したプログラムによって、安全かつ簡便に高齢者の姿勢を評価することができ、各地域の高齢者検診にて幅広く活用することが可能となった。また臨床現場においても、経験則や主観に頼っている姿勢評価を、客観かつ定量的に行うことができるようになった。
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