研究課題
若手研究
本研究は、精神障害者と生活を共にする配偶者を対象として、ライフステージの変化に伴って配偶者がどのような困難やニーズを抱えているかを明らかにし、支援プログラムを構築することを目的とした。精神障害者の配偶者は日常生活において多くの困難を抱えていたが、症状への対処、生活の維持、余暇を過ごす等の作業にバランスよく従事することで、生活の質が改善する可能性が見出された。
リハビリテーション科学
精神障害を持ちながらも結婚し、所帯を持つ人は増えているが、配偶者に対する支援は十分ではない。本研究では、配偶者の抱える困難と支援ニーズを明らかにした。支援者は、配偶者の生活の全体像を理解することができ、支援方法への示唆を得られると考えられる。また、全国で取り組まれている配偶者の立場の人が集まるピア・ミーティングの質の向上、活動の拡大につながることが期待される。