本研究の目的は経頭蓋直流電気刺激(tDCS)により特定の脳部位の機能を抑制・促通することで、下肢のオンライン調節における変化を捉え、特定の脳領域の関与を明らかにし、転倒分野のリハビリテーション介入に新たな治療方略を構築することである。そこで我々は、持続的姿勢調節(CPAs)に注目し、若年者と高齢者における随意的摂動後の動揺収束様式の違いを計算論的アプローチにて明らかにした。また若年者30名に対してtDCSを用いて頭頂葉に抑制刺激を与えた実験を実施しデータを取得したが、本研究のメインに当たる部分の成果を上げることができなかった。ここは本研究のため主要部になるため今後も引き続き研究を継続していく。
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