本研究では、こどもの生活習慣病および関連疾患のリスク因子を検討した。その結果、日本の中学生において朝食を毎日食べる群と比較して、朝食を全く食べない群では、境界型糖尿病リスクが増加すること、日本の中学生において、男子では、受動喫煙に頻繁に曝露された場合、曝露されなかった場合に比べ、HDL-C値は有意に低かったが、この傾向は女子では認めなかったこと、イギリスの乳児において、父親のみ不安が高い子どもは、父親も母親も不安が低い子どもと比べて、体重のzスコアの増加がより急峻であったこと、日本の小学生において、学区内のコンビニエンスストアの数と永久歯のう歯の間に有意な関連が認められることがわかった。
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