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2022 年度 研究成果報告書

新しい定量的評価法を用いて浮腫発生における骨格筋ポンプ作用の影響を検討する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20169
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関令和健康科学大学 (2022)
西九州大学 (2019-2021)

研究代表者

古後 晴基  令和健康科学大学, リハビリテーション学部, 教授 (90640821)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード浮腫 / 圧痕深度 / 皮膚微小循環血流量 / 再灌流圧 / 水分量
研究成果の概要

本研究は,浮腫発生の危険因子として,筋による静脈ポンプの低下が影響していることを明らかにするために,新しい浮腫ゲージ法による浮腫の圧痕深度,レーザー血流計による皮膚血流量・再灌流圧,InBodyによる体組成を指標として検討することであった.
浮腫ゲージ法によって浮腫有無を識別するカットオフ値を求め,浮腫の圧痕深度2.25㎜であることを明らかにした.
また,運動習慣の調査,体組成,及び皮膚微小循環血流量を測定し,運動習慣が及ぼす要因を調査したところ,脂肪組織厚に及ぼすことが明らかになった.また,浮腫と関連が深い体水分量や皮膚微小循環血流量は運動習慣と関連がない結果となった.

自由記述の分野

リハビリテーション科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

浮腫を呈する疾患としては,心疾患,腎疾患,内分泌疾患,肝疾患の内部疾患から,脳卒中,整形外科疾患,悪性腫瘍など多岐にわたっているが,浮腫は日常生活の場面においても見られる身体症状の一つである.浮腫の発生機序として静脈がうっ滞している場合があるが,静脈うっ滞が起こる要因には不動があり,不動は深部静脈血栓や肺塞栓症の危険因子にもなる.しかしながら,浮腫は不明な点が多く,コンセンサスが得られていないため,浮腫発生における筋の静脈ポンプ低下の影響を解明することは社会的意義がある.さらに,浮腫有無を識別するカットオフ値を明らかにすることは学術的意義が大きいと思われる.

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公開日: 2024-01-30  

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