研究課題
若手研究
本研究では大規模ネットワークの運用における障害の原因対応支援を目的に、因果推論に基づく運用データの自動解析技術の研究を行った。運用ログデータのテンプレートをオンラインに自動生成して高速な分類を行うログ解析フレームワークamulog、およびログや計測データについての因果探索を高速に行う因果解析フレームワークlogdagを開発・公開し、運用データからより実用的に文脈的情報の自動抽出を行う一連の技術を実現した。
情報ネットワーク
ネットワーク運用データに見られるシステムの振る舞いが、データからより直感的な関係性として示されあるいは視覚化することが可能となり、ネットワーク障害の実態を素早く把握し対処する上で大きな助けになると期待される。また特にログ解析に関する知見はネットワーク以外のシステム運用分野にも応用可能であり、データドリヴンなシステム運用自動化を助ける重要な技術として幅広く活用されることが期待される。