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2022 年度 研究成果報告書

データ駆動処理による顔印象の数理モデル化および定量的顔印象操作法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20387
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分61060:感性情報学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

中村 航洋  早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), その他(招聘研究員) (20817275)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード顔 / 印象 / 感性情報学 / 社会的認知 / 数理モデル
研究成果の概要

本研究では、対人コミュニケーションの起点となる顔印象の知覚特性について、データ駆動処理計算によりモデル化することを目的としてきた。本研究では、顔の物理特徴とそれを手がかりとして知覚される様々な印象の関係を数理モデル化する実証研究に取り組んだ。具体的には、人々の顔の個性を画像解析の手法で定量化し、その特徴の組み合わせから知覚される印象(例えば、魅力、支配性など)を予測し、特定の印象を強調した顔画像を生成する技術を確立した。さらに、顔の印象の感じ方には集団で共通している部分と個人差が生じている部分があることを明らかにし、個人差の大きさを定量化する手法を確立することができた。

自由記述の分野

感性情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

顔印象は対人相互作用のさまざまな場面で、ヒトの行動と認知に影響を及ぼすことが分かっている。近年、顔や容姿の印象について人々の価値観や社会の意識が大きく変化しており、顔に対して無自覚のうちに陥るバイアスやステレオタイプ的な認知を制御するための研究への社会的要請が高まっている。本研究では、ヒトのコミュニケーションの最も身近にある「顔」とその印象に焦点を当てた学術研究により、顔印象の知覚特性の重要な側面を複数明らかにすることができた。これらの基礎的知見は、今後の学術研究の基盤となるだけでなく、実社会におけるヒトの対人行動の理解においても有益な知見であると考えている。

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公開日: 2024-01-30  

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