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2023 年度 研究成果報告書

日本の農漁村社会における生態系サービスの評価:「関係性価値」の視点から

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20504
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
研究機関東京大学

研究代表者

石原 広恵  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (70821362)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード生物多様性 / 関係性価値 / Q方法論 / 集団レベルの価値
研究成果の概要

本研究の研究期間中には、コロナ禍になり、三重県志摩市和具地区において現地調査を実施することが非常に困難であった。そのため、現地調査ではなく生物多様性の多様な価値の一つである関係価値を可視化する方法の開発に取り組み、質的な研究方法と量的な研究方法を掛け合わせた研究手法であるQ方法論を利用した。従来、このQ方法論は個人の価値観を明らかにするために利用されてきたが、これを討議型のワークショップなどにおいて活用することにより、個人だけでなくグループの価値観を可視化することに利用する研究手法を開発した。

自由記述の分野

環境社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の社会的意義は、生物多様性に関する新しい価値の概念である関係性価値を可視化する方法として、Q方法論を利用する方法を検討した点にある。2025年からは、世界規模の生物多様性に関する評価(生物多様性と生態系サービスに関する第二次地球規模アセスメント)がIPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)によって始められる予定であり、申請者はすでにそのスコーピング段階(枠組みなどを決める議論)に参加している。同評価では、これまで明らかにされてこなかった関係性価値にも注目がされ、その点で本研究を通じて開発されたQ方法論は重要であると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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