肥満患者が増加し、非アルコール性脂肪性肝疾患/肝炎(NAFLD/NASH)を原因とする肝硬変患者も増加している状況で、NAFLD/NASHの病態を正確に診断し得る磁気共鳴代謝イメージング装置(DNP-MRI装置)の開発と、NAFLD/NASHの病態進行機序を解明する事を目的に本研究を行った。 自験例ではDNP-MRI装置による評価が、NAFLD/NASHの病態進行を良好に評価し得る事が明らかとなった。DNP-MRI装置による評価が、ミトコンドリア機能を評価していることも明らかとなり、AFLD/NASHの病態進行にミトコンドリアが関与している可能性が示唆された。
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