研究成果の概要 |
本研究課題は、慢性肝疾患における肝線維化ステージの自動診断精度向上および線維化進行度予測モデルの構築を目的とした。研究期間内にかけて、日常臨床で用いられるMR画像を用いて、肝線維化診断システムを提案した。造影MR画像における部分最小二乗法を用いた統計形状モデリングによる、肝線維化早期検出精度を90±3%を得て、一般的に観察される変形のみならず、局所的な変形も表現できて、臨床的な意義も確認した(IJCARS; Impact Factor: 2.473, JAMIT2019)。さらに、251症例のMRデータベースを構築し、肝臓及び脾臓の自動セグメンテーションツールを提案した(JAMIT2020)。
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