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2022 年度 研究成果報告書

音声主体多様入力と小型安全直感フィードバック装置を持つ柔軟軽量肩義手の利便性向上

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20741
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

関根 雅  千葉大学, 西千葉地区事務部, 技術専門員 (70769182)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード肩義手 / 音声入力 / 握力フィードバック / ソフトアクチュエータ
研究成果の概要

音声を主体とした多様操作入力方式及び、足首/耳垂部に適用する小型安全直感型フィードバックデバイスを備えた肩義手システムを研究開発し、肩義手の利便性向上を図った。5自由度義手腕のうち3関節を音声入力操作対象とした。また柔軟・安全性アップのため4関節の駆動に軽量柔軟な空圧ゴムタイプのアクチュエータを採用している。義手腕単体の重量は830gとなった(コンプレッサ等重量物を含まず)。動作実験ではペットボトルにリーチングしボトルを把持し口付近に移動させ水を飲むという動作を再現した。当該実験時では入力音声の認識ミスも多く動作完結まで時間を要し、システムを改善し、より円滑迅速な動作の達成が今後の課題となる。

自由記述の分野

医用システム、機械工学、メカトロニクス、ロボティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

動力肩義手は多くの関節を要するために操作入力は多く複雑となるが、音声入力を主体として採用することによりユーザの健常部位による動作・操作が少なくなり操作性を向上できる。関節の駆動には空圧ゴムアクチュエータを用い、それにより義手は軽量柔軟性を得ることで利便性安全性の改善に繋がる。さらに義手ハンド把持動作に同期して足首や耳垂部等ユーザの健常部位を掴む/摘まむような形態のソフトフィードバックデバイスは直感的に握力を感知しやすく、使用時の安全性も高めることが可能である。

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公開日: 2024-01-30  

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