研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、技能の習得や運動の楽しさの保障を目指す体育カリキュラムの構築を目的として、主に1960年代以降のアメリカにおける体育カリキュラム論の展開を検討した。本研究の主要な成果は、(1)アメリカにおける体育理論のいくつかの系譜(ムーブメント教育、アドベンチャー教育、スポーツ教育)におけるカリキュラム設計の方法を整理したことと、(2)アメリカの議論を踏まえつつ「逆向き設計」に基づく体育カリキュラムを構想したことである。
体育
本研究の学術的意義は、ムーブメント教育、アドベンチャー教育、スポーツ教育などアメリカにおける体育カリキュラムのいくつかの系譜について、思想的背景とカリキュラム設計を整理した点にある。また、本研究の社会的意義は、日本の学習指導要領等を検討したうえで、「逆向き設計」の考え方を用いた体育カリキュラムを構想した点にある。このように、アメリカにおける体育カリキュラム論を整理し、その上で日本の体育カリキュラムの在り方を構想した点が本研究の成果である。