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2022 年度 研究成果報告書

多波長で探る中間質量ブラックホールとその放射機構

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21054
補助金の研究課題番号 18H05873 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0204:天文学、地球惑星科学およびその関連分野
研究機関東京理科大学

研究代表者

小林 翔悟  東京理科大学, 理学部第一部物理学科, 講師 (80822999)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2023-03-31
キーワードX線 / 超高光度X線源 / ブラックホール / 中性子星
研究成果の概要

太陽の100-1000倍程度の質量を持つ中間質量ブラックホール候補天体である超高光度X線源(ULX)の観測データに、新たな解析手法を取り入れることで、その放射メカニズムと中心天体の正体の解明を試みた。新手法により、ULXのX線スペクトルを構成する放射成分の形状の特定に成功し、中心天体の周りには、内縁半径が数百kmの降着円盤が形成されていることが示唆された。また、研究期間中に一部中心天体の正体がブラックホールではなく、作業仮説の1/100程度の質量である中性子星であることが判明したが、今回取り入れた解析手法によって、これら中性子星を物差しにし、他天体の質量を決定できる可能性を見出した。

自由記述の分野

X線宇宙物理

研究成果の学術的意義や社会的意義

銀河中心には太陽の10万倍から10億倍の質量をもつ超巨大ブラックホールが存在する。これらは、銀河と互いに影響を与えながら成長していると考えられているため、その成長過程を解き明かすことは、我々の銀河系の形成過程を解き明かすことにもつながる学術的意義の高い研究であり、本研究はその一翼を担っている。

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公開日: 2024-01-30  

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