ReO3型構造を持つ化合物としてFeF3、ReO3型構造を(100)面に沿ってスライスし、二次元状にした構造を持つ化合物としてCoBr2(pz)2を対象として合成・解析を行った(pz = pyrazine)。FeF3については空隙サイトのイオンによる占有を試みたところ、Naイオンによって最大14%まで占有可能であることが分かり、電荷を注入することに成功した。CoBr2(pz)2については熱的応答性を熱重量測定により解析し、一次元の界面律速反応機構によってpzの非等価な熱反応が進行することを明らかとした。
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