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2019 年度 研究成果報告書

霊長類社会モデルを用いた難聴と認知症をつなぐバイオマーカーの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21357
補助金の研究課題番号 18H06265 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

栗原 渉  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90826926)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード難聴 / 認知機能 / バイオマーカー / 霊長類
研究成果の概要

難聴は認知症の最大のリスクであることが知られているが、その病態は明らかでない。申請者らはそれらをつなぐバイオマーカーの存在を仮定し、小型霊長類コモンマーモセットを用いて難聴が個体に及ぼす影響を評価することを想起した。これまでに音響外傷性難聴コモンマーモセットの作製に成功しており、同一個体において難聴発症前後のパラメーターを比較することが可能となった。種々の解析により、ストレス反応および自律神経系への影響を中心としたパラメーター設定が妥当であることを確認した。実際に難聴個体での測定を行い、いくつかのバイオマーカーにおいて、音響外傷性難聴発症の前後において有意に変化することを見出した。

自由記述の分野

聴覚

研究成果の学術的意義や社会的意義

申請者らは「難聴」が患者に及ぼす影響を明らかにすることを目標に、霊長類モデルを用いた難聴研究のプラットフォーム構築に取り組んできた。近年、認知症との関連も指摘されている「難聴」を、多角的・経時的に解析するためには、高い社会性と音声コミュニケーションを有する霊長類モデルは強力なツールとなり得る。難聴により各個体に表れるコミュニケーション障害やストレス反応を経時的に明らかにすることで、難聴への適正な治療介入時期の決定や、認知症への進展の防止策を検証可能となる。

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公開日: 2021-02-19  

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