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2019 年度 研究成果報告書

インプラント治療のための新規骨質評価方法と骨質コントロール

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21396
補助金の研究課題番号 18H06309 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

吉岡 洋祐  岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (00827933)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード骨質 / ラマン分光法 / 下顎骨 / 酸化ストレス / 抗酸化ストレス / インプラント
研究成果の概要

副甲状腺ホルモン製剤の間歇投与は新生骨の微細構造を向上させる一方で,顕微ラマン分光装置を用いることで下顎新生骨のアパタイトの成熟を妨げ,コラーゲン構造を脆弱化させることが明らかとなった.そのメカニズムとして抗酸化力の低下に伴う酸化の亢進が終末糖化産物の産生,その受容体の発現を促進させたことに起因する可能性が示唆された.本研究にて,副甲状腺ホルモン製剤使用時に酸化ストレスを制御することでより良好な骨質の獲得,インプラント治療の成績向上が期待できることが明らかとなった.

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨粗鬆症治療薬である副甲状腺ホルモン製剤は下顎新生骨の微細構造を向上させる一方で微小領域におけるアパタイトの成熟を妨げ,コラーゲン構造を脆弱化させることを明らかにした.また,アパタイト成熟度の低下,コラーゲン構造脆弱化の原因が抗酸化力の低下に伴う酸化の亢進に起因していることが示唆された. 副甲状腺ホルモン製剤使用時の酸化の防止法を見出すことができれば,微細構造を向上させつつ,微小領域のアパタイト構造,コラーゲン構造を向上させることが可能となり,インプラント治療をはじめとした骨強度が重要視される治療において有効な治療法となりうる可能性を見出した.

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公開日: 2021-02-19  

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