研究課題/領域番号 |
19K21576
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 実 筑波大学, 人間系, 教授 (30525572)
|
研究分担者 |
荒井 秀典 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 理事長 (60232021)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
|
キーワード | サルコペニア / サルコペニア肥満 / 骨格筋 / 転倒 |
研究成果の概要 |
サルコペニア肥満というサルコペニアと肥満が合併した病態が注目されている。我々は、地域在住高齢者における大腿前面筋の超音波画像より、骨格筋の質と量の評価を行い、予後との関連性について検討した。結果、骨格筋の質と量の両方が低下することで転倒リスクが高まることが示された。また、骨格筋の質の低下は数年後の筋力低下に関連する可能性が示された。今後は、骨格筋の質および量の改善に向けた介入方法を検討していくことが求められる。
|
自由記述の分野 |
老年学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究では、主に骨格筋の量に焦点が当てられることが多かった。しかし、近年では、骨格筋の質も重視されるようになり、”骨格筋”の捉え方が大きく変化している。その中で、本研究では骨格筋の量と質の両者が重要であり、いずれも低下することで転倒発生の危険性を高めることを示した。この内容は、今後の対策方法を検討する上でも重要な情報となり、骨格筋の量と質の両者を改善させるトレーニングプログラムの必要性を示した。
|