研究課題/領域番号 |
19K21603
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
水野 裕史 筑波大学, 芸術系, 准教授 (50617024)
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研究分担者 |
相馬 拓也 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (60779114)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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キーワード | 鷹狩 / 鵜飼 / オオカミ狩り / 和漢 / 狩猟 |
研究成果の概要 |
本課題の目的は、室町時代以来議論されてきた「中国的なもの」と「日本的なもの」の区分、すなわち「和漢」の境界を見直すことにある。その研究対象として、中央アジアから伝わった狩猟風俗を基盤に再構成を試みた。 具体的には、鷹狩図や鵜飼図などの狩猟を主題とする美術作品を対象として、それらの美術表現と図案解釈をおこなった。その結果、日本人が異国文化を認識し、それらを混淆して表現していたことを明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
日本美術史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、「和漢」の境界に関する理解を深化させた点にある。室町時代以来の和漢の区分に関する議論に新たな視点を提供し、美術史や文化史における異文化受容と混淆の実態を明らかにすることができた。また、狩猟風俗に焦点を当てた美術作品の詳細な分析を通じて、中央アジアからの影響とその日本独自の解釈・表現方法を解明することができた。 社会的意義としては、日本人が歴史的に異文化をどのように受け入れ、独自の文化として再構築してきたかを理解することが、現代のグローバル化した社会における異文化理解や共生のあり方について重要な示唆を与えるだろう。
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