研究課題/領域番号 |
19K21655
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
木山 克彦 東海大学, 人文学部, 准教授 (20507248)
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研究分担者 |
正司 哲朗 奈良大学, 社会学部, 教授 (20423048)
内山 幸子 東海大学, 国際文化学部, 教授 (20548739)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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キーワード | 動物遺存体 / 部位同定 / 深層学習 / 画像診断 |
研究成果の概要 |
本研究では、近年注目を受けている深層学習を用いた画像診断によって、動物考古学者が実施してきた動物遺存体の同定作業を置換することを目指すものである。研究の結果、現生烏骨の11部位に限定した場合、高確率で部位を特定することのできるプログラムを作ることが出来た。また同画像診断プログラムをスマートフォンで利用できるアプリも開発することができた。
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自由記述の分野 |
北東アジア考古学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実際に、考古学における動物遺存体を画像診断するには、まだ多くの解決すべき課題がある。しかし、本研究でプロトタイプモデルを構築し、近い将来、これを公開することで動物遺存体への関心や分析してみようとする機運を嵩めることにつながることが期待できる。また例えば土器や瓦などの他の考古資料も、分析者の経験値化された鑑識眼をもとに「型式」分類されていることからすれば本研究プロジェクトとの親和性が嵩い。このように本研究で構築したモデルを動物遺存体以外の考古資料に応用することも十分可能と考えている。この点で大きな意義あったと考えている。
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