研究課題/領域番号 |
19K22077
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
冨樫 貴成 山形大学, 理学部, 准教授 (80510122)
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研究分担者 |
石渡 聡 山形大学, 理学部, 准教授 (70375393)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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キーワード | 配位高分子 / ナノ結晶 / 形状制御 / 固相合成 |
研究成果の概要 |
本研究では、数種の銀系配位高分子のスクリーニングによりナノ結晶の形状をコントロールする効果を有する銀系配位高分子を発見した。発見された配位高分子はいずれも、プレート状の銀ナノ結晶を選択的に合成する効果を有する。銀ナノプレートを選択的に析出するシュウ酸銀の酸化-還元反応速度および溶解-析出反応速度を制御し、単分散銀ナノプレートの合成まで成功した。
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自由記述の分野 |
ナノ材料合成
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動が制限された固体である配位高分子が異方性結晶を選択的に析出する反応場としての効果の証明により、擬似的な固相反応により平板形状を有する異方性ナノ結晶合成法の可能性が広がる。さらに、形状・サイズ単分散性も液相合成同等のレベルまで向上させることができた。これにより、液相合成の最大の課題であった廃液を100分の1程度まで減少させることができる。
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