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2022 年度 研究成果報告書

2つの細胞系譜で独立に遺伝子操作を行い細胞自律的・非自律的効果を解析する技術開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22436
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関杏林大学

研究代表者

粟崎 健  杏林大学, 医学部, 教授 (60359669)

研究分担者 加藤 健太郎  杏林大学, 医学部, 講師 (30733068)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワードDrosophila
研究成果の概要

完成した組織から、発生過程で異なる細胞系譜間同士がどのような関係にあったのかを知ることは容易ではない。細胞系譜間の関係とそれを制御する分子機構を明らかにするために、本研究ではキイロショウジョウバエを用いて、「2種類の細胞系譜で独立に遺伝子操作を行い細胞自律的・非自律的効果を同時に解析する技術」の開発を新規に行った。その結果、幼虫期のグリア前駆細胞に由来する成虫グリア細胞と、それ以外の細胞系譜に由来する成虫グリア細胞を同時に可視化する技術の開発に成功した。この技術は、細胞系譜間の関係を制御する分子機構の解明に役立つことが期待できる。

自由記述の分野

Developmental neurobiology

研究成果の学術的意義や社会的意義

ショウジョウバエを用いた研究は多様な生命現象に関する遺伝子の機能を明らかにすることに優れており、ショウジョウバエでの研究成果を手がかりとして一般性の高い普遍的な遺伝子機能の解明につながった例は枚挙にいとまがない。今回ショウジョウバエをモデルとして、細胞系譜間の関係とそれを制御する分子機構を明らかにすることができる「新規の系」が確立できたことの学術的意義は高いと考える。細胞系譜の研究はがん研究ならびに幹細胞研究において必要不可欠な情報を提供できるため、社会的注目度の高い研究にも応用可能な研究知見をもたらす可能性も秘めているため、本研究成果は社会的意義があると考える。

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公開日: 2024-01-30  

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