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2021 年度 研究成果報告書

視・聴覚受容の【左右差】を基盤とした疾患概念の確立を目指して

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22472
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分46:神経科学およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

上山 健彦  神戸大学, バイオシグナル総合研究センター, 教授 (80346254)

研究分担者 坂口 博史  神戸大学, バイオシグナル総合研究センター, 研究員 (00515223)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード視聴覚 / 活性酸素
研究成果の概要

蝸牛及び網膜での活性酸素産生能力を経時的に(生後2週間から1年まで)観察した。
蝸牛及び網膜での活性酸素産生能力は2~6か月齢で最大となり、その後はプラトーになることを発見した。更に、蝸牛及び網膜での活性酸素産生能力は、加齢や聴力及び視力に対して毒性を有する抗癌剤であるシスプラチンによって増強されることを明らかにした。この際に、蝸牛では外有毛細胞が、網膜では視神経節細胞が脱落することを突きとめた。これらの発見は、活性酸素により起こる疾患が、ヒトでは壮年期に最も起こり易いのではないかということを示唆するものであった。

自由記述の分野

神経科学、薬理学、生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

感覚疾患は、近年増加傾向であり、この増加は今後も続くことが予測されている。しかしながら、有効な治療法が存在しない疾患が多いのが現状であり、その病因解明及び治療法開発が求められている。。本研究は、活性酸素によって起こることが示唆されている疾患(特に、視聴覚疾患)の発症時期及び発症機序の解明に大きなブレークスルーを起こす可能性があり、更には、原因不明の視聴覚疾患の新規治療法開発に繋がって行くものである。

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公開日: 2023-01-30  

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