細胞外PIP3によるマクロファージ活性化に関して、サイトカイン産生を指標として構造活性相関を明らかにした。特異的な受容体の存在を示唆する知見となった。 細胞外PIP3が種々のがん細胞株に対して細胞骨格の再編成を誘起することを見出した。約50種類の培養細胞株を用いて検討したが、感受性細胞株は一部であった。乳がん細胞30株における遺伝子発現をRNA seqで解析し、PIP3感受性と相関する膜タンパク質を絞り込み、受容体候補タンパク質を得た。 PIP3受容体がGTP結合タンパク質共役受容体ファミリーに属するという作業仮説を立てて、受容体スクリーニングを行った。
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