我々はRab8やRab8結合タンパク質の各組織での解析から、小腸上皮細胞の極性機構は赤芽球、T細胞、腎足細胞の極性形成機構と共通性があるが、腎尿細管上皮細胞の極性機構とは異なる可能性があることを示した。その機構「Rab8依存性極性機構」が小腸の上皮細胞など上記の細胞種における極性の形成や維持に普遍的に働くことを示す以下の結果を得た。1.Rab8,10がこれらの細胞で発現が高い。2.Rab8やその結合タンパク質が細胞のリサイクリングエンドソーム(RE)に共局在する。3.赤芽球でこれらをノックダウンすると脱核効率が低下した。 これらのデータをまとめて論文発表した。
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