本研究は、グルタミン欠乏を基軸としたがん細胞のアミノ酸欠乏のアダプティブセンサーの探索から新規がんの治療法の開発につながる研究を目的とし、(1)グルタミンを基軸としたアミノ酸欠欠乏センサーの探索、及び、(2)グルタミンを基軸としたアミノ酸欠乏に対するアダプティブ機構の解明の2項目について研究を行い、グルタミン特異的に誘導される遺伝子群、ヒストン修飾(H3K4me3, H3K27ac)、プロモーター、エンハンサー、上流転写因子やアミノ酸トランスポーターなどアミノ酸欠乏のセンサー・制御因子候補を同定した。
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