• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

アルファ線核医学治療を視野に入れたアクチニウム-225線源製造とその応用の試み

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K22596
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

大槻 勤  京都大学, 複合原子力科学研究所, 特任教授 (50233193)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2024-03-31
キーワード医用放射性同位元素 / 線源内療法 / 加速器 / 研究用原子炉 / 分析技術 / 半減期 / 核分裂
研究成果の概要

本研究のではアルファ線源内療法に用いるAc-225をRa-226(gamma,n)Ra-225反応を用いて製造し、Ra-225の娘核種として容易に製造する手法の開発を試みた。結果は国際会議Nuclear Medicine (SNMICON:年度ごと)などにおいて発表した。また、これらの核種をC60, C70やC82フラーレンへ内包させたナノコンテナなどの応用も含めた研究など、関連する研究の知見を得る準備や計画を進めた。さらに、関連として核データの実験では、Be-7などの原子番号の小さな放射性同位元素の半減期や巨大共鳴に伴う核分裂の断面性を取得した。

自由記述の分野

放射化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

前立腺等のがんは年々増加しているのが現状であり、それに伴い、アルファ線放出核種(RI)による核医学治療が重要度を増してきている。しかし、日本では前立腺がんや骨がんの放射性薬剤としての認可を受けたばかりであり、この分野の早急な進展が望まれている。本研究では、ウラン系列の放射性廃棄物として多量に存在するラジウム-226(Ra-226)を、高エネルギーガンマ線を用いて前立腺がん等の核医学治療に有効なAc-225の製造を試み、RIナノコンテナなどへの応用を探るという学術的意義が大きい。また、関係する研究としてBe-7の半減期やU-238などの核データの新たな知見を得た。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi