LDL受容体(LDLR)にPCSK9が細胞外に結合すると、LDLRがエンドソームから形質膜へリサイクルされず、リソソームへ運ばれ分解され、LDLR量が減少し、LDLの細胞内取り込み量が減少する。PCSK9の細胞内における分子機構についてはほとんど不明である。ラクダ科一重鎖免疫グロブリンであるナノボディライブラリーを発現させ、LDLの取り込みを指標として。PCSK9の機能阻害ナノボディのスクリーニング法の構築を進めた。さらに、いくつかの基地LDLR細胞質領域結合蛋白質を遺伝子操作にてLDLRの量への影響を順次解析してきた。
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