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2020 年度 研究成果報告書

血管新生を目指した虚血組織特異的に集積するエクソソームの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22660
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関山口大学

研究代表者

濱野 公一  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60263787)

研究分担者 上野 耕司  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30736070)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワードエクソソーム / 血管新生
研究成果の概要

ヒト重症下肢虚血の周辺組織と非虚血組織における遺伝子発現解析から、CD72は、非虚血組織に比べて、虚血周辺組織において、発現が高い結果が得られた。マウス下肢虚血モデルにおいても、CD72は、健側組織に比べて、虚血組織において、発現が高い結果が得られた。CD72に対するリガンドであるCD5およびCD100を膜表面に持つルシフェラーゼ内包エクソソームを、マウス下肢虚血モデルに尾静脈投与すると、虚血組織周辺においてルシフェラーゼ発光が確認された。

自由記述の分野

心臓血管外科、再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、エクソソームの特性を活かす方法として、虚血周辺組織に発現する細胞表面抗原分子に対するリガンドを持つエクソソームを経静脈投与により、そのエクソソームが虚血周辺組織に集積するか否かを検討したものである。本研究では、動物モデルにおいて、虚血周辺組織に発現する細胞表面抗原分子に対するリガンドを持つエクソソームは、経静脈投与により、虚血周辺組織に集積する可能性があることを示した。この本研究結果は、血管新生能を持つエクソソームを筋肉注射ではなく、経静脈投与により、虚血組織の血管新生を誘導する治療法に繋がる可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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